synopsis

音楽が本作の重要な要素になると考えたファムイーワ監督は、グラミー賞受賞者でアカデミー賞にノミネートされた経験もあるファレル・ウィリアムズに本作への参加を打診する。ファムイーワ監督は“初期の段階で彼のため様々な資料を用意した”と振り返る。“ファレルと同じエージェントと契約をしていて、エージェントから助言をもらった。なぜならファレルがN*E*R*Dやネプチューンズで表現しているものと、映画の登場人物たちの意思とに共通するものがあったからだ”。

ウィリアムズは『ドープ!!』でのマルコムたちのバンド「オレオ」の楽曲を作成することに同意する。ウィリアムズは“自分が育った環境に通じるものがある”とし、“自身の経験と、リックが作品を通して伝えようとしている事は類似している”と語る。またマルコムの状況にも通じるところがあるとし、“高校では大将といった存在ではなかったが、かといって彼らを恐れてもいなかった。成績が良いことが決してネガティヴ要素ではない事も分かっていた。リックはそれらを絶妙に縫い合わせてくれた”ウィリアムズは型にはまらない本作の主人公に好感を持てると語る。“作品中にはギャングがいればドラッグディーラーもいて、ロックスターやEDMのDJも出てくる。様々な要素がある中で、色んな事に興味を持つ。更には自身を多元論者だと言い学校の成績も良い、さらにはスケートボードが好きだって?マルコムのような人物がどのような感情を抱くのかを音楽面でサポートしている”。

『ドープ!!』では現代社会と90年代ヒップホップを中心に話が展開するが、ウィリアムズは映画の根本的なテーマについてこう述べている。“世界が広がれば、自分が見放されたように感じる。特に多感な高校生なら尚更だ。みんな自分はオタクだと感じているはずだ”。

bg